コロプレス図の欠点

 コロプレス図には様々な欠点があるため、地図作成の際は注意を要します。区域の一つ一つの面積がバラバラであることが、統計量の比較に影響してしまうからです。この影響を最小限に食い止めるための工夫が面倒だと感じる人は、メッシュマップで代用するのもよいでしょう。メッシュマップであれば集計区域の面積は均等になるため、信頼度が高まります。経済産業省の商業統計によく用いられる手法でもあります。メッシュマップに逃げたくない人は、区域を小さくするか、若しくは区域内の不均等な分布を再編成しなければなりません。この再編成後のマップを、ディシメトリック図と呼んでいます。興味のある人は、ロビンソンの優れた地図を参照しましょう。彼は耕地率を表現するのに、都市域と森林地帯の分布の影響を踏まえ、再編成しています。また国内の地図においても、人口密度の不均等の影響を踏まえ、再編成したものが存在します。確かにコロプレス図は欠点の多い地図ですが、使用頻度は低くありません。というのも、統計の入手に手間が掛からないというメリットがあるためです。図化もそれほど難しくないため、初学者であれば挑戦するのも悪くありません。
 さて、比例尺度を面記号で表現する場合、気を付けるべきことはあるでしょうか。いえ、気を付ける以前に、比例尺度を面記号で表現することは不可能であるという認識を先立たせるべきです。そもそも面記号という性質上、絶対的数量を示すことはできませんし、比例表現もできません。比例尺度を表現する際は、点記号を代用するしかないのです。例えば江戸時代の所領ごとに石高の比率を表現する場合、データを名目尺度として、色相区分図で表現することになります。


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