モニタリングの実際

上述したように、人工衛星のモニタリングは常時行うことが可能になりました。衛星から送られる電波を受信すると、地上の任意の地点の位置や地点間の距離が瞬時に分かります。何故なら、衛星を頂点にした三角測量が可能だからです。宇宙に位置する衛星を用いての三角測量ですから、二つの地点がどれほど離れていようと関係ありません。このダイナミックな測量法は様々な応用が可能です。例えば複数の衛星を活用することで、地上を頂点とした三角測量を行うことができます。条件次第では標高を測ることも、また移動する者(物)の位置をリアルタイムで知ることさえできます。地上の受信機も改良が重ねられ、今では船舶や航空機に搭載できるほどに小型化され、一般人もスマートホンやカーナビによって恩恵を受けています。

ここまで測量が進化すると、今後は地球以外の天体を観測できる技術に期待が集まります。20世紀に入って太陽系の天体を測量し始めた人類は、太古から天体に対する知的好奇心を抱いてきました。ソ連が月の裏側の撮影に成功すると、アメリカも負けじと月の軌道に沿って多くの写真を撮影しました。こうして月面に関する情報は多く得られたのですが、他の天体は現在でも未知の領域です。火星は高性能の望遠鏡で覗いても小さな点にしか見えません。しかも地球に接近するのは2年に1度なので、科学者を除けば写真でしか目に触れることのないものです。その火星にもアメリカが探査機を打ち上げ、1971年に撮影してデータを送ることに成功しました。

火星にも増して人類には攻略が難しい天体が金星です。厚い雲に覆われており、簡単には地表を見ることができません。ただ金星にも探査機は打ち上げられ、米国は地表の凹凸を分析し、クレーター、平原、火山等の存在を確認しています。

 

 


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